高校生へ一言
人間は生きてゆくために社会という秩序をうみだし、更新してきました。秩序と、それに関連する意味や知識を共有するために、それらはさまざまなモノと結びつけられました。秩序と意味と知識は体系を形成し、体系は時代とともに移り変わりました。考古学はそのような移り変わりをモノの研究の立場から研究します。体系はなぜ、どのように変化したのか?そこから、現在を生き、未来にむかってゆくためにどのようなことを学ぶことができるのか?このような研究をすすめてゆくためには、学問の垣根をこえること、新鮮なものごとの見方を磨くことがたいせつです。過去にまなび、未来をつくる学問に、みなさんとともに取り組んでゆけることを楽しみにしています。
