九州大学共創学部

立命館アジア太平洋大学(APU)との初のI-COIL授業を実施 2022.2.7

 2020年8月に本学と立命館アジア太平洋大学(APU)は、国際社会で活躍することのできる人材の育成に寄与することを目的として包括連携協定を締結しました。

 この度、共創学部立命館アジア太平洋大学(APU)の包括連携協力の一環として2021年後期に新たな共同授業を開講しました。
本授業では、「Sustainable Management of Social-ecological Systems~社会生態システムにおける持続可能なマネジメント~」をメインテーマとして、両大学の異なる専門分野の教員がチームを組み4つのモジュールを設定した上で、講義とグループワークを組み合わせた授業(課題解決型オンライン協働授業(*I-COIL))を実施しました。また、グループワークでは、両大学の約50名の学生が9つの混成グループに分かれ、最終プレゼンテーションに取り組みました。
 また、本授業では大学改革推進等補助金を活用し、360°カメラ搭載のドローンやトレイルカメラを活用した授業教材の提供やRPG形式のバーチャル空間内で交流できるツール等を活用するなど、新たな工夫も取り入れられました。

 1月23日(日)に行われた最終プレゼンテーションは、新型コロナウイルス感染症の再拡大を受けて、オンラインのみで開催し、9つのグループが2つ以上のモジュールで学んだ内容をSDGsに関連つけて、それぞれ発表を行いました。
 発表では、ICTを活用した生態保全、気候変動防止、海洋汚染対策、スマート農業、食品ロス削減や地域活性化のための地域の小売店支援のビジネスプランなどが取り扱われるとともに、アフリカやベトナムなどの環境保全から大分県内の海ガメ保護の活動など、グローバルな視点による多彩で活発な発表が行われました。
 学生からのフィードバツクによれば、海外渡航の制限により海外への留学がままならない中、異なる大学の教員による授業が受講できたことや異なる大学の学生が日本人と留学生を隔てることなく英語を使って共に学べたことは、受講生にとっても有意義な機会であったようです。
 共創学部では、今後も国内外の大学とも連携し、特色ある授業の実施を推進していきます。

*I-COIL =Issue-based Collaborative Online International Learning

pc_page.jpg (109 KB)

pc_page_Table.jpg (168 KB)

2_faculty_members.png (624 KB)

3_Studenets Gathering.png (1.78 MB)

 

一覧へ戻る