「第10回国際日本語ディベート講座 」をオンライン開催しました 2021.9.24
2021年8月22日(日)〜8月29日(日)、第10回国際日本語ディベート講座をオンラインで開催しました。
(主催:ディベート教育国際研究会、日本ディベート協会九州支部、共催:言語文化研究院、後援:地球社会統合科学府、共創学部、九州大学ディベートクラブ、
ディベート・ブリッジ、広島修道大学ディベートクラブ)
本講座は、日本語ディベートを通じて日本語学習者と日本語母語話者が国際交流を行うことを目的として毎年開催しており、今年で10年目を迎えました。
例年は九重山の家において合宿形式で開催していましたが、COVID-19の蔓延状況をふまえて、昨年度に引き続いて今年度もオンラインでの開催としました。
是澤克哉先生(広島修道大学・日本ディベート協会理事)を講師に迎え、「日本政府はすべての公立の中学校・高等学校における校則を全廃するべきである。是か非か。」
という身近で奥の深い論題について、ディベートを一から学ぶことができる講義と4〜5人のグループでの活動を交えながら取り組みました。
講座の最後に行われたディベート大会では、国際混成チームそれぞれが学習の成果を発揮し、白熱したディベートが繰り広げられました。
ディベート大会で優勝したチームEを率いて、自身も日本語母語話者最優秀ディベーター賞を獲得した共創学部3年の榎本航征さんは
「今回の賞をいただけたのは、チームのみんなが準備や議論の構築に協力してくれたから。他のチームと議論を交わす中で、様々な角度から物事を捉えることができて、
有意義な時間だった。」と述べました。
さまざまな地域から参加した30名超の学生は、SlackやZoomなどのオンラインツールを用いて共に学び、交流することができました。対面での国際交流が難しい状況で、
本講座は今後のオンラインディベート教育にとってモデルケースとなる取り組みとなりました。
参加した学生の大学:九州大学、湖南師範大学(中国)、南京大学(中国)、南京農業大学(中国)、江蘇理工学院(中国)、国立陽明交通大学(台湾)、国立台湾大学(台湾)、
建国大学校(韓国)、東国大学校(韓国)、ソウル神学大学校(韓国)、カトリック大学校(韓国)、釜山外国語大学校(韓国)