九州大学共創学部

STUDY ABROAD AND EXPERIENCE 留学情報・体験記

留学情報

グローバル社会において多様な分野で活躍する人材を育成するため、共創学部では海外大学への留学等を義務付けています(語学研修のみの 留学は認められません)。全ての学生が異なる文化の中で学び活動する経験を積むことで、広く異なる歴史的・文化的背景や価値観の存在を認識し、 国際理解・知識の拡大に加え、コミュニケーション力と行動力の向上を図ります。

なお、外国人留学生は、本学で学ぶことですでに留学を経験していることなどから、原則として日本国内でのインターンシップ等を行います。

交換留学

海外の大学機関と締結した学生交流協定等に基づき、交換留学生として1年以内の期間で留学を行い、エリアの専門分野に関連する授業等を履修し、単位の取得を目的とする学修活動。

  • 実施可能年次:2年次~4年次
  • 実施期間:1学期(受入大学の学期)から1年間

海外インターンシップ・海外ボランティア・海外フィールド調査等

海外でのインターンシップやボランティア活動への参加、海外の大学機関におけるエリアの専門分野に関連する技術修練・習得、海外でのフィールド調査などを目的とする活動。

  • 実施可能年次:1年次~4年次
  • 実施期間:8日以上(移動日を除く)1年未満、かつ、30時間以上(演習科目の授業分)の学習時間

短期留学・研修

一定の語学力の保持などを条件に学内募集・選考を行う短期留学・研修プログラム、または参加を許可する海外の教育機関等が実施する短期研修プログラムへの参加を通じ、エリアの専門分野に関連する知識・技能の修得や、異なる歴史的・文化的背景や価値観の存在の認識と、国際理解・知識の拡大を目的とする学修活動。

  • 実施可能年次:1年次~4年次
  • 実施期間:概ね1ヶ月以内(プログラムによる)

海外留学等用の経済支援

共創学部では、共創学部生対象の「海外留学等に係る経済支援」制度を設けています。

単位認定に必要な留学等を行う際、在学期間中に一回を限度として、留学等に係る費用の一部を補助する目的で留学準備金及び奨学金が給付されます。

  • 留学準備金:一律15万円(渡航費用やビザ取得費用、危機管理及び保険のための費用などを補助)
  • 奨学金:月ごとに1万~5万円(奨学金の金額は、留学先の地域、都市等により異なります) ※他の奨学金と併給可能です。

大学間・部局間交換留学による留学先大学数

体験記

「共創学部の心強いサポーター」

4年 中村 友香

共創学部は、留学支援が大変充実しています。留学担当の先生方だけでなく事務職員の方々も、留学先に関する様々なことについて相談に乗ってくれます。また、大学間の交換留学協定とは別に、学部独自の部局間協定も結んでおり、幅広い選択肢を用意してくれています。実際に私は、部局間交換留学生としてマカオ大学に留学をしました。私が長期留学を決心できたのは、手厚いサポートをして下さった皆さんのおかげだと思っています。また、共創学部には独自の留学奨学金があります。外部の奨学金をとるのは容易ではないため、一部でも費用の負担をしていただけることは大きな利点だと感じました。

私は、留学に対する意欲や憧れはあっても不安の方が大きい、というような人にもぜひ共創学部で留学を経験して欲しいと思います。長期留学の前に二度の短期留学を経験した私ですが、共創学部に入る前は自分が複数の留学プログラムに参加するような人になるとは思っていませんでした。入学するまで日本を出たことがなく、海外で学ぶことに不安を抱いていたからです。しかし、留学に強い意欲を持った友人たちと共にこの学部で学ぶことで、出身地である福岡にしか向いていなかった意識が段々と外にも向けられるようになりました。

共創学部に入れば、留学をする決断は既にしているため、いつ、どのくらいの期間、どこで、どんな勉強・活動をするのかということを考える段階から入ることができます。不安に邪魔をされて自分の可能性を広げる機会を逃すよりは、とりあえずでもどこかへ行って、いろいろなことを感じ、考える方が良いと思います。周囲の友達もいずれみんな留学するため、お互いに相談したり、励まし合ったりもできます。

結果的には、留学開始直後の新型コロナウイルス流行によりたった二週間で終了した留学生活でしたが、私は留学によって世界が広がり、その後の学びにも影響を与えられました。皆さんにも、共創学部でそのような経験をしてほしいと願っています。

「ソーシャルビジネスについて学ぶ」

3年 伊藤 亜珠希

私は、2019年8月下旬からタイで行われた新興国アントレプレナーシップというプログラムに参加しました。これは、社会問題を解決する手法としてのソーシャルビジネスについての方法や例を学ぶ、事前講義、現地講義、帰国後の研究会での発表によって構成されているプログラムです。

社会問題を解決するための活動としては、NPOやNGO、ボランティアなどがよく挙げられると思います。それらの活動が様々な場面で重要な役割を果たしていることは言うまでもありませんが、複雑な問題であればあるほど「継続的な支援」がないと根本的な解決にはつながりません。そこで私は、例え外部者の援助がなくても、現地の人が自分たちで解決する仕組みを作ることはできないのだろうかといつも考えていました。そのようなときに出会ったのが「ソーシャルビジネス」―社会問題をビジネスによって解決しようとする手法で、出た利益は社会をよりよいものにするために使うという仕組み―でした。この方法を新興国という海外のフィールドを使って実践的にかつチームで協働的に行える。まさに共創らしいコンセプトだと思い、私は共創学部に入って初めての留学にこのプログラムを選びました。

現地では同じ問題意識を持つ5つのグループに分かれ、バンコクでのフィールドワークを通してそれぞれの問題の解決案を考えました。私は「ジェンダー」のグループだったのですが、ジェンダーについて進んでいると言われているタイで問題を発見することはとても難しく、英語での意思疎通も大変な部分がありました。しかしチームメンバーの留学生や先生方との会話やマーケットでのアンケート、地元の方へのヒアリングを通して、コミュニケーションをとるには伝えようとする気持ちが最も必要なのだと強く実感しました。

今回の短期留学で、私は「人が生き生きと暮らすことのできる社会づくり」を軸に共創学部で学びたいのだと気づくことができました。今はそのための活動や勉強をしています。留学は、自分と改めて向き合う時間と、新たな視点を与えてくれるものです。自由に動くことのできる共創学部だからこそ、様々なことに挑戦して、自分らしい留学ができるのだと思います。