九州大学共創学部

DEGREE PROJECT ディグリープロジェクト

ディグリープロジェクトとは、共創学部の卒業研究に相当するものです。一人一人の学生が、自らが選んだ課題(issue)に対して、様々な手法を用いて、その問題の根源と解決策を探ります。

一般的に学部の4年次には卒業論文を書くことが求められることが多いですが、ディグリープロジェクトの成果として考えられるものには、「論文」だけではなく、制作物や政策提言、パフォーマンス、ベンチャーやNGO・NPOなどでの社会実践(とそのレポート)も含みます。既存の学部ではできないような、共創学部ならではの取り組みが期待されます。

現代社会の複雑な問題を解決するためには、これまでの学習を通して身につけてきた「創造的構想力」、「課題検討力」、「協働実践力」、「国際コミュニケーション力」の全てを動員し、「共創的課題解決力」を発揮することが必要となります。ディグリープロジェクトはそれを実践するための科目ですので、4年間の努力がそのまま形となって現れる科目といえるかもしれません。

専門分野の異なる教員による複数指導体制をとることもこの科目の特徴です。教員は学生の課題に対して自らの専門的な見地から助言を与えるだけではなく、主指導の教員と副指導の教員が連携して異分野融合的なアプローチを模索し、課題解決のために学生と教員が協力して取り組みます。

ディグリープロジェクトにはディグリープロジェクト1(DP1)、ディグリープロジェクト2(DP2)、ディグリープロジェクト3(DP3)の3つの段階があり、着実にゴールにたどり着けるようにステップ・バイ・ステップで進んでいきます。

DP1は3年次に行うもので、主指導教員・副指導教員とともに課題の設定・研究計画の立案などを行います。DP2は4年次に行うもので、計画に基づいて論文の執筆や実験の実施、作品の制作などを行います。そしてDP3はその成果を発表するもので、プレゼンテーションは英語で実施されます。

既存の学問の枠にとらわれることなく、自由な発想でユニークな成果を上げ、「共創学部らしさ」を思う存分発揮してください。