准教授 内田 諭
UCHIDA Satoru
言語学
研究者情報世界はことばでできている、そう言っても過言ではないでしょう。人と人とのコミュニケーションの役割だけではなく、歴史はことばで記録され、文学はことばで紡がれ、ルールや法律もことばによってできています。このように「ことば」はあらゆる側面と結びついていて、言語学の中にも認知意味論、語用論、社会言語学など様々なアプローチがあります。 一方、共創学部的なアプローチは、言語学を学んでから(=枠を決めてから)研究したいことを決めるのではなく、例えば「どうして誤解が生じるのか」という問いや課題を出発点にし、必要となる知識や技能の修得を目指します。言語学の知見ももちろん必要になりますが、社会学や心理学など他分野の知見も必要となるかもしれません。このように課題から出発することで自然と学際的なアプローチになりますし、解法は1つには限られず自分自身の色を出すことができます。自由な発想を持ったみなさんと「ことば」について議論できる日を心待ちにしています。